インスタ向け!お菓子の撮影テク|レシピが映える写真&動画の撮り方

インスタグラムにお菓子の写真を投稿しても、なかなか反応が伸びない…

なんてこと、ありませんか?

実は、ちょっとした撮影のコツを知るだけで、写真や動画のクオリティがグッと上がり、「美味しそう!」と思ってもらえる投稿ができるようになります。

しかも、スマホ1台あればOK。

というわけで、この記事では、スマホだけでできる「映えるお菓子撮影のコツ」を紹介していきます。

撮影が苦手な人でも実践しやすい簡単なテクニックばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

この記事を書いた人→ゆいのん
  • おもてなし糀スイーツ講座主宰
  • 2年間で受講生175名
  • 企業レシピ監修
  • レシピ本に多数掲載
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こんにちは
もくじ

スマホで簡単!映えるお菓子撮影の基本テクニック

「美味しそう!」と思ってもらえる写真を撮るには、「構図・光・背景」の3つを意識しましょう!

ここでは以下の3つのポイントをお伝えします。

① 構図のコツ|美しく見える構図の基本

お菓子の写真を撮るとき、なんとなくシャッターを押していませんか?

実は、構図を意識すると、お菓子の魅力がグッと引き立ちます!

おすすめの構図は以下の3つです。

  • 三分割構図
  • 対角線構図
  • C字構図

三分割構図

三分割構図は、バランスの取れた自然な構図です。

三分割構図の例

画面を縦横3分割し、交差する4つのポイントに主役のお菓子を配置する構図です。

視線が自然に誘導され、余白もうまく活用できるので、まとまりのある写真になりやすいのが特徴。

小物をバランスよく配置すると、よりおしゃれな印象になります。

撮影のポイント

  • スマホのグリッド機能をオンにして、交差点にお菓子を配置します。
  • 主役を中心ではなく、少し端に寄せると動きが出ます。
  • 余白をうまく活用し、スッキリした印象に仕上げましょう。

対角線構図

対角線構図は、奥行きと動きを出す構図です。

対角線構図の例

主役のお菓子を対角線上に配置することで奥行きが生まれ、視線がスムーズに流れる構図です。

お皿やスプーン、ナイフなどの小物を対角線に沿って置くと、よりおしゃれな雰囲気になります。

撮影のポイント

  • テーブルの端や背景のラインを対角線に沿わせると安定感UP
  • お菓子と小物を斜めに配置し、自然な動きを出す
  • 画面いっぱいに詰め込みすぎず、適度に余白を残す

C字構図|お皿の配置で自然な流れを作る

C字構図は、お皿の配置で自然な流れを作る構図です。

C字構図の例

C字構図は、お皿(被写体)を画面の端にはみ出させるように配置し、写真の中に『Cの形』を作ることで、視線を自然に誘導できる構図です。

お菓子を中央に置くのではなく、少し端に寄せることで動きが生まれ、自然でおしゃれな写真になります。

撮影のポイント

  • お皿を画面の外にはみ出すように配置し、C字を作る
  • 余白を活かして写真に奥行きを出す
  • 小物をカーブに沿うように並べると、視線が自然に流れる

② 光の使い方|自然光を味方につける

お菓子の撮影で、最も大切なのは「光」です!

暗い写真だと美味しさが伝わりにくく、逆に光が強すぎると白飛びしてしまい、せっかくの質感が消えてしまうことも…。

でも、「自然光の使い方」を知っていれば、特別な機材がなくてもキレイな写真が撮れるようになります。

基本は「自然光×窓際」で撮影

室内で撮影するときは、できるだけ窓際で撮影するのがおすすめ!

自然光が柔らかく当たると、お菓子の色味や質感がナチュラルに引き立ちます。

窓際撮影のポイント

  • お菓子にまっすぐ光が当たる位置を探す
  • テーブルやトレーの向きを変えながら、光の当たり方を調整

直射日光が強すぎる場合は、白いカーテンやトレーシングペーパーで光を和らげるとちょうどよくなります!

おすすめの光の向きは「サイド光」!

光の当たり方(光源の位置)によって、お菓子の見え方が大きく変わります。

基本的には、サイド光(横からの光)を使うと、自然な陰影ができて立体感が出ます。

光の向きの特徴

  • サイド光(横から光が当たる)
    おすすめ!立体感が出て、ふんわりした自然な仕上がりに。
  • 順光(真正面から光が当たる)
    影が少なく、全体が明るい印象になるが、のっぺりしやすい。
  • 逆光(後ろから光が当たる)
    透け感のあるスイーツ(ゼリーやシロップ系)ならOK!ただし、お菓子自体が暗くなりやすいので注意。
ゆいのん

光の向きで印象が大きく変わるので、撮影前にスマホを動かしてベストな角度を探してくださいね。

光をコントロールする!簡単レフ板テクニック

「窓際で撮ったのに、影が強すぎる…」

そんなときは、レフ板などの“光を反射させるもの”を使って光を調整しましょう!

レフ板を使うことで、光を反射させて影を柔らかくする効果があります。

レフ板の使い方
レフ板のイメージ画像です

お菓子の反対側(影になる部分)に白い紙を立て、紙の角度を変えます。

光がやわらかく回り込むように調整するだけで、お菓子の影が柔らかくなり、プロっぽい仕上がりになります!

レフ板は1000~3000円ほどで購入できますが、身近なものでも代用できます。

レフ板代わりに使えるもの

  • 白い画用紙・厚紙
  • 発泡スチロールの板
  • 白い布(光をやわらかくする効果)

私は白いブラウスを、窓際に掛けて光を和らげています。

ブラウスを使って光を和らげる

③ 背景&小物の選び方

お菓子の写真を、より美味しそう&おしゃれに見せるために、背景や小物の選び方も重要です。

背景選びはシンプル&統一感が大事!

背景はお菓子を引き立てる役割があるので、なるべくシンプルなものがおすすめ。

テーブルやクロスの上で撮影することが多いと思いますが、『背景紙』を使うことで雰囲気をガラッと変えることができます。

背景紙のサンプル
ゆいのん

背景紙は3,000円ほどで購入できます。

大理石調の背景紙

私がよく使うのは、大理石調の背景紙。

紙製なので、テーブルの上にサッと敷いて撮影しています。

やっぱりお菓子が主役なので、柄が少なくシンプルなものがいいですね。

赤丸の投稿に背景紙を使っています。

▼  ▼  ▼

背景紙を使ったインスタグラムの投稿
ゆいのん

同じ背景紙を使うことで、アカウントに統一感が出ます。

おしゃれな小物の選び方|ちょい足しで一気に映えます

背景に使える小物類
私が使っている小物類

お菓子だけをポンと撮るよりも、小物を添えるだけで写真の雰囲気がガラッと変わります!

ただし、主役のお菓子を邪魔しないシンプルなものを選ぶのがポイントです。

おすすめの小物&使い方

  • フォーク・スプーン・ナイフ
    ハンドメイドや雑貨屋さんで販売している、雰囲気の合うものをチョイスしています。
  • お皿やカップ
    お菓子やアカウントの雰囲気に合ったお皿を選ぶだけで写真の印象が変わります。
  • ドライフラワーなど
    背景に置いてボカすとおしゃれな写真になります。
  • カッティングボード・ランチョンマット・カゴ
    お菓子を盛り付ける時のアクセントに使います。

こんな感じで使っています。

▼  ▼  ▼

スクロールできます
小物を使った撮影の例1
小物を使った撮影の例2
小物を使った撮影の例3
小物を使った撮影の例4

リール動画の撮影コツ

写真も大事だけど、リール動画(ショート動画)を活用すると、もっとお菓子の魅力が伝わります!

特にインスタグラムでは、写真よりも動画の方がエンゲージメントが高いという傾向もあるので、上手に活用していきましょう。

動画の撮影は難しそうに感じるかもしれませんが、コツさえ押さえれば大丈夫。

ここでは、以下の2つのポイントを解説します。

手元をキレイに見せる撮影テク

リール動画では、お菓子を作る過程を映す「手元ショット」が多くなりますよね。

でも、手ブレが激しいと、見づらく雑な印象になってしまうので、安定した撮影を心がけましょう。

手ブレを防ぐには、俯瞰撮影ができるスマホスタンドがおすすめ。

2000~3000円で購入できます。

ゆいのん

俯瞰撮影とは高い位置から対象物を撮影することです。

▼ こんなスタンド ▼

俯瞰撮影できるスマホスタンドのサンプル

俯瞰撮影用のスタンドなら両手を自由に使えるので、こんな撮影もできます。

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スクロールできます
醤を混ぜているところを俯瞰撮影できるスマホスタンドで撮った
バスクチーズケーキにフォークを入れているところを俯瞰撮影できるスマホスタンドで撮った
ゆいのん

俯瞰撮影スタンドは1つ持っておくと便利です。

背景をぼかしてお菓子を引き立てる

画像や動画の背景をぼかすとお菓子が際立ち、より美味しそうに見える効果があります。

iphoneならカメラの「ポートレート(写真)」「シネマティック(動画)」機能を使えば、簡単にプロっぽい映像が作れます。

スクロールできます

ポートレートで撮った写真

背景をぼかした画像の例

シネマティックで撮った動画

アプリで背景をぼかす

スマートフォンに背景ぼかし機能がない場合は、無料アプリで『ぼかし加工』することができます。

ただし、画像を加工してぼかすため、上手に加工しないと不自然になってしまいます…

今回はiphoneアプリ「背景ぼかし」を紹介します。

アンドロイドスマホの方は類似アプリを探してみてください。

背景ぼかし加工アプリ

このアプリは、ぼかしたいところを指でなぞってぼかせるアプリです。

(ぼかしたくないところを指でなぞって削除することも可能です)

このアプリを使ったビフォーアフターがこちら。

スクロールできます

ビフォー

背景をぼかす前の画像

アフター

背景をぼかした後の画像

背景がボケているのがわかるでしょうか?

使い方はこんな感じです。

写真全体をぼかして、お菓子だけぼかしを削除しました。

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インスタ投稿を作る必須アプリ3選

「スマホで撮影した写真や動画をもう少しおしゃれに仕上げたい…!」

そんなときに便利なのが、無料の編集アプリです。

編集と聞くと「難しそう」と思うかもしれませんが、アプリを使えば簡単に映える写真&動画に仕上げられます!

ここでは以下の3つのアプリを紹介します。

① 写真の明るさ調整は「snapseed」

スナップシード

snapseed(スナップシード)は、明るさやコントラストの調整、トリミング、フィルターなど、様々な画像加工ができるアプリ。

特に、「写真を撮ったら意外と暗かった…」というときにとても便利です。

明るさを調整するだけで、印象が変わります。

② リール動画をおしゃれに仕上げる「CapCut」

capcut

CapCut(キャップカット)は、初心者でも簡単に使える無料の動画編集アプリです。

CapCutを使う目的は以下の3つ。

  • 不要な部分をカットする
    テンポよく見てもらうために重要
  • テキストを入れる
    レシピ情報やセリフを入れる
  • BGMを入れる
    雰囲気の合う音楽をつけると印象UP

スローモーションやタイムラプスも簡単に追加できるので、菓子動画を作るのに最適なアプリです!

テンポよく見せると最後まで観てもらいやすい

リール動画の長さは15~60秒が一般的。

とはいえ、秒数に拘る必要はありません。

自分の伝えたいことが、簡潔に伝わる長さがベストです。

ゆいのん

すべての工程をじっくり見せるのではなく、テンポよく編集することが重要です。

カット編集のコツ

  • 無駄な部分はカットする
    ボウルに材料を入れる→すぐに混ぜる、のように省略
  • 1つのシーンは3秒以内にまとめる
    長すぎると飽きられやすいです
  • 動作のつながりを意識する
    卵を割る→すぐに混ぜる→生地ができる、のようにスムーズな流れ

特に最初の3秒が勝負です。

「ワクワクする」「美味しそう!」と思ってもらえるカットを最初に持ってくると、最後まで見てもらいやすくなります。

そして、動画をタップして見てもらうためには、カバー画像(サムネイル)も大事

カバー画像は「Canva」というアプリで作ります。

③ 文字入れなら「Canva」

canva

Canva(キャンバ)は、無料から使えるデザインツール(アプリもあります)。

インスタグラムのテンプレートが豊富なので、レシピ紹介や告知に使えます。

無料プランでも使えるツールですが、有料プランなら素材やフォントが全て使えるので、余裕があれば有料プランをおすすめします。

  • 年払い:11,800円/年
  • 月払い:1,180円/月

そして、Canvaを使う目的は、画像や動画への文字入れ。

特に、最初に見られる「カバー画像(サムネイル)」にはこだわりたいですね。

なぜなら、カバー画像で興味を引かないと、投稿を見てもらえないからです。

なので、「続きが気になる」「内容を知りたい」というカバー画像を作ることで反応が良くなります。

下のカバー画像は、続きが気になりませんか…?

▼  ▼  ▼

スクロールできます
興味を引くカバー画像1
興味を引くカバー画像2
興味を引くカバー画像3
興味を引くカバー画像4
ゆいのん

『あなたのお客さんが知りたいこと』を投稿にすると、たくさん反応をいただけますよ。

アカウントの世界観の作り方

SNSでお菓子の写真や動画を投稿するなら、「世界観の統一」を意識することがとても大切です。

どんなに素敵な写真でも、投稿ごとに色味やデザインがバラバラだと、バラバラな印象になってしまい、フォロワーさんの印象に残りにくくなります。

逆に、統一感のあるフィルターやテキストを使えば、

「この投稿、おしゃれ!」
「このアカウント好き!」

と感じてもらいやすくなり、ブランド感が強まります。

フィルターを統一すると世界観が整う!

SNSでおしゃれなアカウントを見て、「統一感があって素敵!」と感じたことはありませんか?

その秘密は、フィルター(色味)の統一にあります。

フィルター(色味)を統一すると投稿全体の雰囲気が揃い、ブランド感が生まれるため、フォロワーさんの印象に残りやすくなります。

たとえば…

  • ナチュラル&優しい雰囲気
    明るめ&暖色系フィルター
  • シック&大人っぽい雰囲気
    コントラストを抑えた落ち着いた色味
  • カフェ風&ヴィンテージ感
    ほんのり黄色みを加えてレトロな雰囲気

などなど、「自分がどんな雰囲気に見られたいか?」をベースに自分のカラーを決めましょう。

そして、一度決めたフィルターを継続的に使うことが大切です。

投稿ごとに色味を変えすぎると統一感がなくなってしまうため、明るさ・彩度・コントラストも一定のルールで調整すると、より整った印象になります。

フォントの統一でブランド感を強める!

インスタの投稿でフォントや文字のデザインがバラバラだと、統一感のない印象になりがちです。

反対に、フォントや文字色を統一するだけで投稿の雰囲気が揃い、自分の世界観を作れます!

一般的に多く使われているフォントが「ゴシック体」と「明朝体」です。

フォントが変われば、与えるイメージも違うものになります。

フィルター(色味)同様、「どんな印象に見られたいか?」を考えてフォントを決めましょう。

スクロールできます

明朝体

明朝体フォントを使った例

ゴシック体

ゴシック体フォントを使った例

丸みをもったゴシック体

丸みを持ったゴシック体フォントを使った例

手書き風フォント

手書き風フォントを使った例

フォントは、2種類以内に絞ると統一感が出やすく、文字の配置やサイズも揃えることで、より整ったデザインになります。

ゆいのん

テキストデザインを統一して、自分だけの世界観を作っていきましょう。

いただいた質問

どんな背景を選べばお菓子が一番映えるのでしょうか?

お菓子の種類や雰囲気に合わせて背景を選ぶと、より魅力的に見せることができます。例えば、焼き菓子なら木目調の背景が温かみを演出し、チョコレートやムースなら大理石風の背景が高級感を引き出します。派手すぎる背景はお菓子の魅力を損なうことがあるので、シンプルなデザインを選ぶのがポイントです。

お菓子の撮影時に使うおすすめの小物はありますか?

お菓子撮影に使う小物は、シンプルながらも写真の雰囲気を引き立てるものを選ぶと良いです。たとえば、白いお皿や木のカッティングボード、ゴールドのフォークなどは、おしゃれな雰囲気を演出できます。また、ミントの葉やナッツを添えると、色のコントラストが生まれて写真がより華やかになります。

写真の色味をおしゃれにするためにできる工夫はありますか?

フィルターを使うだけでなく、光の当たり方や背景の色とのバランスを意識すると、より洗練された写真になります。たとえば、暖色系の照明の下ではお菓子が黄色っぽく見えるため、自然光を利用すると色が正確に出ます。また、背景の色を統一すると、SNSのフィード全体に統一感が出ておしゃれな印象になります。

まとめ:お菓子撮影のコツを活かして集客につなげよう!

最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • スマホでのお菓子撮影は、自然光を活用しながら構図やアングルを工夫することで、特別な機材がなくても美味しそうな写真に仕上げることができる。
  • リール動画では、手ブレを防ぎつつテンポの良い編集を意識することで、視聴者が最後まで見たくなる魅力的な映像を作ることができる。
  • 背景や小物の選び方次第で写真の印象が大きく変わるため、お菓子の雰囲気に合ったシンプルな背景や適度な小物使いを心がけることが重要。
  • 無料の編集アプリを活用すれば、写真の明るさや色味を整えたり、動画にテキストやBGMを追加することで、ワンランク上の仕上がりにできる。
  • SNSの投稿ではフィルターやフォントを統一することでブランド感を出し、統一感のある世界観を作ることでフォロワーの印象に残りやすくなる。

初心者さんでも、ちょっとした工夫でお菓子の写真や動画はグッと魅力的になります。

今回お伝えした内容を活用して、「美味しそう!」が伝わる投稿を楽しんでくださいね。

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